浜崎あゆみの人気が低迷した理由

10年くらい前、2006年頃はまだ浜崎あゆみの人気絶頂期が続いていたと思う。

 
しかし、彼女の結婚やら離婚やら、美しかったビジュアルの多少の経年劣化や、ヒット曲が生まれないなどで、かつての人気を維持できなくなった。
 
安室奈美恵も似たような経緯で絶頂から凋落し、低迷した。でも返り咲くことができた。
 
浜崎あゆみになぜそれができなかったのか、あの凄まじい数いたはずのファンは、なぜ離れてしまったのか?
音楽シーンやファッションシーンをリードしてきた彼女が、それをリードし続けることができなくなったのはなぜなのか?
 
安室にできて、浜崎にできないことは何なのか?
 
自分は、浜崎あゆみの人気がなくなったのは「子供を作らなかった」ことが一番の理由であると考えている。
浜崎あゆみのファンは、2016年現在で30〜40代の人間が主体だろう。
仕事と子育てに忙しい世代だ。
浜崎あゆみが例えば10年前に結婚して子供を作っていれば、子供を作った行動自体、共感され、憧れの対象となり、より支持を集めたはずだ。
 
それが、彼女が人気を不動のものとするために必要なことだった。周りをリードすることだった。
娘でもできれば、いや息子だったとしても、浜崎の人生をより輝かせてくれる存在になっただろう。
親子共演とかも期待できるし、ファンもその成長を楽しみにできる。
しかし、今だに浜崎には子供がいない。
ファンは、「あゆ、何してんの?」と思っているのだ。
ファンは、特にファミリーを大事にするヤンキー層はみんな早々に結婚してしまった。子供も二人作った。子育てに忙しい。でも理想的だ。年老いて死ぬ間際に、「あれをしておけば」と後悔することが、家族を作っていれば二つや三つは減るだろう。
で、あゆは?
 
芸能界であっても離婚はダサいことだと思われがちだ。しかし、離婚によるマイナスは取り戻せる。子供を作っていれば。安室奈美恵のように。
 
あっという間にCDが売れて、ファッションアイコンになり、あっという間に歌姫になった。
彼女はかつて、幸せな未婚女性としてのステータスを全て手に入れた。業界をリードした。しかし、幸せな母親になるという点で、ファンを先導することはできなかった。そして、時間が経過し、ファン世代にとって浜崎は先を走る存在ではなく、いまだに過去を走り続けている存在になった。
 
かつての勢いで、彼女はあっという間に結婚して子供を作るべきだったんだ。旦那と仲が良い方が理想的だがそれよりも、子供がいて、子供との仲が良好であること。それさえ達成していれば、きっと今みたいな批判的な報道は多くなかったんじゃないかと思う。
 
さて、浜崎あゆみ「A BEST」発売から15周年。歌手デビューからは18周年。
前半は走り抜けて来たという感じだけど、後半は停滞していたイメージ。
でも、楽曲がすごくいいのは知っている。
あゆの単体のライブは今まで行ったことがない。一度行ってみたいと思っていた。
 
この夏、初めて行ってみようかと考えている。